はる "痴人の愛" 1900年1月1日

はる
@HALRUNMAN
1900年1月1日
痴人の愛
痴人の愛
谷崎潤一郎
知的なファム・ファタールに人生を狂わされたい身としては、「ナオミ」という存在を避けては通れないだろう……ということで触れた 主人公譲治さんは、最初は真面目な人だったのに、自身の肉欲によって破滅的な生活を送るようになる……というのが、少しずつ金銭面に現れたり、ナオミに男がいるかもしれないというのでまともな食事もとれないくらい憔悴するあたりにも現れて、冷静になってみると「そんな女性とは手を切ってしまえばいい」と言いたくなるが、そうはいかないのがファム・ファタールというものだ 谷崎潤一郎の私小説らしい「痴人の愛」は、単なる夢物語ではなくて、経験からなる日記、懺悔みたいなものなのではないかな、と、なぜ働で取り上げられたときに思った そしてこれは、去年の暮れ~新年にかけて、(冗談ではなく)骨を折った療養中に読んだという記憶と結び付いてる本でもある
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