
いちのべ
@ichinobe3
2026年2月21日
コルシア書店の仲間たち
須賀敦子
読み始めた
『入口のそばの椅子』、『銀の夜』読了。
須賀敦子の書く随筆の、その一編一編を読み終えるたび、他では味わえない満足感にうっとりしてしまう。
> ベルガモの山の修道院からの眺めは、まるでそのときに彼が、いつかは自分のものにしたいと夢みた風景を、窓にはめこんだようだった。あかい大きな太陽がずっとむこうの山かげにかくれて、あたりがラヴェンダー色にかがやき、やがてとっぷりと暮れてしまうのを、なんど私たちはあの窓から眺めただろう。暮れなずむ平野に、ひとつ、またひとつと、家々の灯がともされていった。(p55)

