
蒐
@shushu_ka
2026年2月21日
デモクラシーのいろは
森絵都
読み終わった
戦後日本の民主化政策の一環として、日系二世の青年が個性豊かな若い女性たちを前に「民主主義のレッスン」に奮闘するお話。
…というあらすじを知った時は、なんだか真面目で重そうな話っぽいけど楽しめるのかな?と思ったし、実際、登場人物どうしに距離感があるうちは、主人公のリュウとともに先の見えない不安を感じたけれど、読み進めるとどんどんキャラクターたちの魅力が深まる素敵な作品だった。
有能で堅物だけどお人好しなリュウの尽力で、最初は覇気がなかったのに次第に自らの足で力強く人生を歩もうとする女性陣。
彼らのようにこの時代にそれぞれの「民主主義」を模索した人たちの心が今の日本につながっているのだなと感じる。
ささやかな恋愛模様も微笑ましくて、ハッピーな気持ちで読了。

