デモクラシーのいろは

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おとわ@otty12112025年11月20日読み終わった感想デモクラシーという響きや時代背景から硬め小説と思って購入したものの、森絵都って児童文学だったか!と早々に気づく軽やかなタッチの長編物語です。 戦後GHQによる民主化政策の一環で、一つ屋根の下に集められた生まれも育ちも異なる女性4名に「民主主義」を教える物語。 いかに戦時中、自由が奪われていたか、選択するという行為が狭められていたか、生きることに必死だったか。 生まれてから一度も自由について、人権について考えたことのないようなまっさらな女子達が、誰かの命令ではなく自分の頭で考える訓練。 とはいえ、なかなかにコメディ感満載。 一つ屋根の下、600ページのドタバタ物語と言ってもいいくらい。 セリフもかなり現代的で、中学生くらいだと読みやすいのでは! てんやわんやしながらも、その時の思想、戦争、民主主義とは、をゆったりと考えられる穏やかな物語でした。



ふくとみー@fukutommie_books2025年10月21日読み終わったGHQによる民主主義啓蒙のレッスン。集められたのは4人の日本人女性と、日系2世の男性教師。手探りの日々で、新たな考え方、生き方を見つけていく。 後半の意外な展開に引き込まれた。 p592で胸と目頭が熱く。これは現代を生きる私たちへのエールだ。温かく爽やかな読後感。 サクラギ先生とヤエのやり取りに何度か笑ったw






kirakira30@kirakira302025年10月12日読んでる〈「もしもまたそんなことが起こったら、うち、そんときは千枚通しじゃなくて、言葉をお守りにしたいんです。外国の人と通じあえる言葉……敵国の人たちと出くわしたときに、うちはあなたたちを殺したくないし殺されたくもないって、ちゃんと自分の口から伝えられるように」〉(p412)





































