
みっつー
@32CH_books
2026年2月21日
作家で食っていく方法
今村翔吾
読み終わった
頑張らない人が増えている世の中だからこそ、自分を自分で追い込める人のすぐ側にチャンスが転がっていますし、多くの人を追い抜くことができます。
今村翔吾『作家で食っていく方法』p.52
ほんまですか今村さん、信じていいんですか…!
どうも、YouTubeでゲーム実況をやっている者です。お金が好きです。
ゲーム実況を毎日のようにやっている。
撮ったあとはもちろん編集作業があるのだけれど、この時間がとても苦手だ。
編集自体が苦手なわけじゃない。
その理由は私の「ボキャブラリーのなさ」をひしひし実感する時間だからである。
衝撃的な展開を迎えれば「マジかよ!」と言い、登場人物に共感するシーンがあれば「ほんとよねぇ…」と言っている。
まぁゲームのムービーシーンを見ている以上、余計なことは喋らないでほしいという意見も世の中にはある。
けれど、やっぱり喋りたくなってしまうし、それが自分らしさであるならばどんどん自分の音声を使いたくなってしまう(最悪マイクの音声を消すことはできるので、流石に邪魔すぎておれも嫌、と思うときは音声バーを下げることもある)。
ただ、せっかく本来喋らなくてもいいところで自分のお気持ちを表明しているわけなので、さすがにそこのコメント部分は芯を食ったことであったり、誰かの気持ちを動かすようなことを言いたい。
それなのに私の動画では「マジかよ!」「うわぁ〜」「いたぁぁぁあい!!」「ふぃ〜(煽)」「死ねぇぇえ!!!!!」が跳梁跋扈しているではないか。
あと、なんかすごい痛そうなゲームである。
そんなこんなでボキャブラリーを増やそうと思いたち、去年の12月ごろから毎日一冊以上本を読むようになった。
現状あまり変わったかどうかは自分でも定かではないが、動画冒頭の「前回こんなことがありまして〜」という説明は以前よりも上手くなった気がする。やったね♪
しかし、まだ足りない。
どうすれば誰かの足(耳)を止める表現ができるのか。
そこで『作家で食っていく方法』という本と出会った。
作者はNetflixで実写ドラマ化もされた『イクサガミ』を書いた今村翔吾さん。
タイトルの通り、作家で食っていくためにはどんな心構えが必要か、実際本を出したときの収益はいかほどなのか、ということがふんだんに盛り込まれた作家のリアルを知ることができる一冊だ。
帯には「全クリエイター必読‼︎」と書かれており「あれ?おれっちも呼ばれてる?」と感じ、あれよあれよという間にレジに突き出していたのである。
そして、冒頭の「頑張らない人が増えている」という一節と出会ってしまったのである。
なんて甘美で、運命的な言葉なのだろう。
この一節が実在する女性だったのであれば今すぐにLINEを交換して、食事に誘い、何回目かのデートには告白してお付き合いしたい。結婚まで見据える勢いである。
頑張らない人…多いんですか…?(チラッ)
そういったって、ある意味私もその一角を担っているようにも思う。
自分がいくら努力を重ねていても、それ以上に頑張っている人がいて、今以上の頑張り、というものがなかなか想像できない。
しかしこの本を読んだあとは、いかに自分はこれまでに努力することを、努力してこなかったのか、ということに気付かされた。
まずはトレーニングをしていない。
(作家になるために)必要なことはたった一つ。読書量です。多読、乱読、とにかく数を読む。浴びるほど読んでください。(略)読んで得られるものがゼロの本はありません。
今村翔吾『作家で食っていく方法』p.19
当然読書量に関しては、私自身まだまだ足りないと感じている。
けれど分かっていながらも、「いつまで読み続ければ結果が実を結ぶのだろうか」なんてことを考えてしまうため、この文章に救われたような気持ちになった。
そうだよな、とにかく読むしかねぇ。
ゲーム実況も、とにかくやるしかねぇ。
新しいことに、どんどん挑戦していくしかねぇ。
「この本はどうしてヒットしたんだろう」「この作者はどうやってこの物語を思いついたのだろう」と、なぜを考え抜くこと自体に意味があります。
今村翔吾『作家で食っていく方法』p.20
そしてなにより、分析である。
自分で活動を始めてから、なかなか自分以外のゲーム実況を見る機会が減ってしまったように思う。
本来、ゲーム実況が好きだから始めたはずなのに、忙しさにかまけて見なくなってしまうのよねぇ。
自分もゲーム実況をやるようになったのだから、競合調査によって新たな扉が開かれるかもしれない。
これからはそんなドキドキとワクワクを持って、ゲーム実況を楽しむことができそうだ。
それと「目に映るものを全て文章化する」というトレーニングも少しだけやってみた。
なるほど、部屋の中にあるものを書き出すだけでも、普段そこに置いた覚えがなかったものが目につくようになったり、目の付け所を強化していくにはもってこいのトレーニングだと感じた。
もちろん、ここで書いているような読書感想文や、いつかエッセイも書きたいと思っているので、文章力の向上にも効果がありそうである。
作家でも、ゲーム実況でも、やはりクリエイターとして食っていくということのゴールは似ていたりする。
クリエイターであろうが、社会人的な常識、マナー、コミュニケーション能力は必須だし、ひとりだけでは成し得ない結果がある。
まだまだクリエイターなんて呼べるほどの実力があるとは到底思えていないけれど、YouTubeは収益化していて、お金をもらっている以上、見てくれる人を楽しませたい。
そのための弛まぬ努力は怠ってはいけないと、改めて身を引き締め直すことができた。
いつか自分の努力が実を結ぶまで、正解になるまで、今後も努力を続けていこう。
今頑張ってる人、みんな、今すぐ手を抜いてくれ。
おれがそこを出し抜く。マジでお願い。

