
ジクロロ
@jirowcrew
2026年2月21日

文庫 地獄は克服できる (草思社文庫 ヘ 1-7)
ヘルマン・ヘッセ
読んでる
外的な運命は、すべての人びとと同様に私の上を避けがたく神々の定めるままに通り過ぎて行ったけれど、私の内的な運命はなんといっても私自身がつくったもので、その甘さも苦さも、当然、私に与えられたものであるから、それに対する責任は、私ひとりで引き受けようと思っている。
断章1(1909-10)
ヘッセという人は、自身の義務というものをよくわきまえ、それを誰の目に触れることもなく淡々と実行に移していたのだろう、と思う。
地獄に対しても目を逸らさず、
しっかりと見る、しっかりと感じる。
そうやって、ヘッセという身の丈で、
過不足なく、十全に味わい尽くす。
『マルテの手記』がそういった内容であった
そんなことを、読みながら思い出す。



