
かのうさん
@readskanokanon
2026年2月21日
告白
町田康
読み終わった
なんていう、、、。
はぁー。惨い。
河内十人斬りの背景があまりに悲しい。
何とかならなかったのか。
熊太郎がやられたことを考えると、最早やむなしと思ってしまう自分もいる。
その人が犯罪者になるのは環境のせい、、とは一概には言えないが、それでもいくらだって熊太郎に優しくできたはずではなかったか。
どうしてこうも、皆が皆自分の利益のことしか考えないんだろう。悲しくなる。
ちょっと、自分も熊太郎が恨んだ人間のようになっていないか反省しながら読んだ。
小説の中の一般の人たち(熊太郎に関係ない人たち)も私のように熊太郎を応援する人がたくさんいたようである。
最後の方に
今の世であれば熊太郎がやったことは人々の最も憎むべきところであったろうと書いてある。
だけど、それは食う心配がなくなったからで、消して慈悲深くなったわけではない。
ただ、「人間というものはまず自分の生存、それを何よりも優先し、それが満たされて初めて他のことを思いやることができるのである。」P615L7
と書いてある。
人を思いやれるというのは、自分が満たされて初めて湧き上がる感情なのだ。
今の世の中、どうなのかな?
自分は他人のことを思いやれているのかどうか、自問自答したい。

