告白
100件の記録
慈雨@jiu2026年4月10日読み終わった「冬のなんかさ、春のなんかね」に登場した本ということで手に取ってみた。まず850ページという分厚さに圧倒されるも気がつけば止まらなくなってすぐに読み終えた。 主人公・熊太郎の自らの非を思考で正当化しようとするところ、被害者であるという意識が強すぎるところ…時折イラッとさせられるところがあるのは熊太郎に私の嫌な面を映し出している部分があるからなのかもしれないと思わされた。終盤は熊太郎(弥五郎にも)の境遇が不憫に思えてきてどんどん肩入れしてしまったのだけれど。村・集落のちいさなコミュニティの陰湿で内向的な感じも終始気持ちが悪かった。人間のいやな一面がすべての登場人物にあますことなく満遍に描かれていたと思う。私も熊太郎にも村の人々にもなりうる一面が潜んでいる、これは忘れてはいけない。石牟礼道子さんの解説が私の感情すべてを言語化してくれていたのでありがたい。 ちなみに私は弥五郎がすき。これまでの読書はなんだったんだと思うくらいすごい読書体験・すごい本だったのだけど、もう二度と読めないかもしれないと思わされるくらい…ほんとにすごい本だった(語彙)
時間のかかる読書人@yoko452026年4月8日読んでる@ STREAMER LABORATORY WAKO人間というものは因果なもので、別に啓蒙され、進歩発展したから慈悲忍辱の心を持つようになったのではない。ではどうしていまの人間が当時の人間より慈悲深くなったのかというと、それは食う心配がなくなったからで、人間というものはまず自分の生存、それをなによりも優先し、それが満たされて初めて他のことを思いやることができるのである。 それが証拠にいまでも後進国に行けば人間の値段は安い。わが邦においても、今後、経済が悪化し、国民が等しく食うや食わずの生活になれば、モラルが荒廃した分、以前よりもずっと他人の死に対して無感覚になるだろう。
時間のかかる読書人@yoko452026年4月8日ちょっと開いた@ STREAMER LABORATORY WAKO行き止まりが行き止まりでなかったということは恐ろしいことだ。そしてこんな思いや考えもいまや言葉となって世界に出ていくことはなく、俺の頭のなかで行き場を失い腐敗して膿となる。白イルカになる。
時間のかかる読書人@yoko452026年4月7日ちょっと開いた@ 自宅思弁と言語と世界が虚無において直列している世界では、とりかえしということがついてしまってはならない。考えてみれば俺はこれまでの人生のいろんな局面でこここそが取り返しのつかない、引き返し不能地点だ、と思っていた。ところがそんなことは全然なく、いまから考えるとあれらの地点は楽勝で引き返すことのできる地点だった。ということがいま俺をこの状況に追い込んだ。つまりあれらの地点が本当に引き返し不能の地点であれば俺はそこできちんと虚無に直列して滅亡していたのだ。ということはこんなことをしないですんだということで、俺はいま正義を行っているがこの正義を真の正義とするためには、俺はここをこそ引き返し不能地点にしなければならない」熊太郎はそう言って刀を、生後四十日のはる江に突きたてた。
「しゃーなしやぞ」@furu-o2026年3月1日読み終わった読んでますます 人間って 生きるって なんやねんって思った。 読書中作者と共に「熊太郎よ あかんではないか」とツッコミつつ 熊太郎を愛でづにはいられなかった 『ではどうしていまの人間が当時の人間より慈悲深くなったのかというと、それは食う心配がなくなったからで、人間というものはまず自分の生存、それをなによりも優先し、それが満たされて初めて他のことを思いやることができるのである。それが証拠にいまでも後進国に行けば人間の値段は安い。わが邦においても、今後、経済が悪化し、国民が等しく食うや食わずの生活になれば、モラルが荒廃した分、以前よりもずっと他人の死に対して無感覚になるだろう。』
かのうさん@readskanokanon2026年2月21日読み終わったなんていう、、、。 はぁー。惨い。 河内十人斬りの背景があまりに悲しい。 何とかならなかったのか。 熊太郎がやられたことを考えると、最早やむなしと思ってしまう自分もいる。 その人が犯罪者になるのは環境のせい、、とは一概には言えないが、それでもいくらだって熊太郎に優しくできたはずではなかったか。 どうしてこうも、皆が皆自分の利益のことしか考えないんだろう。悲しくなる。 ちょっと、自分も熊太郎が恨んだ人間のようになっていないか反省しながら読んだ。 小説の中の一般の人たち(熊太郎に関係ない人たち)も私のように熊太郎を応援する人がたくさんいたようである。 最後の方に 今の世であれば熊太郎がやったことは人々の最も憎むべきところであったろうと書いてある。 だけど、それは食う心配がなくなったからで、消して慈悲深くなったわけではない。 ただ、「人間というものはまず自分の生存、それを何よりも優先し、それが満たされて初めて他のことを思いやることができるのである。」P615L7 と書いてある。 人を思いやれるというのは、自分が満たされて初めて湧き上がる感情なのだ。 今の世の中、どうなのかな? 自分は他人のことを思いやれているのかどうか、自問自答したい。


- どの@kadon2026年1月9日引くほど分厚かったけど体感3秒で読み終えた。ヒョイヒョイ進んで行く会話と思考のモサモサ具合がチグハグで味がある。 なんだこいつ!って人でもその人なりの考えがあるから優しく見守れたら見守りましょうね




ユリコ@sichwidmen10112026年1月2日熊太郎の生活とグルグル思考がまるで自分ごとのように思えて辛くなってきてしまった。葛木ドール結局誰だったんだ。分厚いけど思ったよりスルッと読めてしまう
- ヒマジンノスケ@himazin-nosuke2025年12月28日読み終わった他人からは突拍子のない行動だったり、何もしていないように見えるかもしれないけど、本人の中ではめっちゃ考えた結果だし、考えている途中なんだよな。

怠惰市民@slacker_2562025年12月19日読み終わった面白かった!しょうもない男、熊太郎の誕生から破滅までのストーリーだが、河内弁のリズム、唐突に混じる東京弁のよどみない語りに最後まで連れて行かれる。最後の方は読むのがつらかった。河内10人切りがベースなので、熊太郎がどんな最後を迎えるかは知っているだけに、その破滅に至るプロセスが読んでてむちゃくちゃつらい。でも面白い。
小雨@booklover2025年4月26日読み終わった主人公の熊太郎に共感。自分の気持ちをうまく伝えられない哀しさ、周りの人から理解されない淋しさ。町田節で笑えるところも沢山あったけど胸が詰まった。
のん@norie1010saran2025年3月28日小説を読んで、何かを感じて、せっかくやから言葉にして残そうとするとしょーもない嘘っぽい言葉になってしまう。 熊やんほどではないけど、ちょっと分かるぞ。 作者が主人公熊やんに対して「アカンではないか」とツッコミしているが、最後に伏線回収される。普通伏線回収されるとスッキリするもんだけど、私はものすごく孤独で悲しい気分になった。
石原書房・石原@ishiharashobo2025年3月13日再読著者新刊『俺の文章修行』を読んで再読。なんで自分はこうなのか、なんでみんなが普通にできている(ように見える)ことが自分にはできないのか、と七転八倒する人を、救いはせずとも永遠に癒しつづける小説。



真冬@k31x312025年3月8日大切な一冊好きな作家【プロフィールに書いた好きな作家の、特に思い入れのある作品を一冊ずつ選んでみる試み】マーチダ作品、『きれぎれ』『浄土』『ゴランノスポン』などなど好きなものが多すぎるけど、やっぱり『告白』はちょっと別次元という気がしている。稀有な読書体験をくれる一冊。
菜穂@mblaq_08252025年2月23日読み終わった本のある暮らし積読家やっと読了。 半月以上かかりました。 でも最後の方は読み終えるのが寂しかった。熊ちゃんが私の中からいなくならないで欲しかった。 人殺しはいけんよ、いけんけどよ。 『あほである』と町田康さんにツッコミを入れて欲しくもある。 そうしたら私もまた頑張れる。






菜穂@mblaq_08252025年2月14日読んでる読書メモ本のある暮らし積読家今月、自分主催で『作家縛り紹介型読書会”町田康”』という読書会を開催するので、そこでご紹介するために拝読中。 そもそも町田康さんの作品を拝読したいと思ったのは読書会仲間さんの影響。 鈍器本に面食らったけれど、面白くてグイグイ読めちゃう(*´罒`*)












































































