
いちのべ
@ichinobe3
2026年2月22日
アメリカは自己啓発本でできている
尾崎俊介
読み終わった
自己啓発本を研究されている大学教授書かれた本、と聞いてすこし身構えていたが、軽妙な語り口で、リラックスして楽しく読めた。
自己啓発本の紹介を通して、アメリカの社会、思想や文化に触れられる……だけでなく最終章ではトホホな自己啓発本の紹介もあるよ!(「○○○○星人」が急に出てきたりしてだいぶ楽しい)
個人的に一番興味深かったのが、スウェーデンボルグの思想を起点に、一見対照的に思える「自助努力系」と「引き寄せ系」それぞれの自己啓発本が成立していったという話。そして双方とも、「インサイド・アウト」(自分自身を変えることで、世界を変える)という点では共通だというのも、なるほど確かに。
本文に引用されていて響いたのは、以下のエマソンの箴言。
>> Every man I meet is in some way my superior.
>> (私以外の誰からも学ぶところがある。)
> (p56)
>> All life is an experiment. The more experiments you make the better.
>> (人生とは実験だ。実験すればするほど良い。)
> (p57)
あと、サラ・バン・ブラナック『シンプルな豊かさ』からの、「ずる休みは健康に必要不可欠」という話も実体験と照らし合わせて響いた。その本がソローの『森の生活』に通ずるという著者の見解も興味深かった。

