
いとをかし
@aptx4869
2026年2月22日
読み終わった
@ カフェ
スー、好き。いい女。人間ってこれまでに出会った人とか出来事とか、それらの全てで構成されてるよね。わかる。エモさと情けなさが混じってるのが燃え殻さんの著作の魅力だと思うけど、本作は私にはエモさが強かった。「これはただの夏」の情けなさが私には合ってた。「ダサくても大丈夫な日常は、ボクにとってはとても頑丈な幸せに映って眩しかった」。これ名文。
あと、東京の下品で享楽的などす黒い何かを見せつけられた気がする。クラブも風俗も女優になりたい子がそのために肌を重ねるのも久々に会った旧友が「お金貸して」と言ってくるのも。ブスブス言われる子が個性を求めてむげん堂に行き着くのも、インドに感化されるのも、たぶんこれが東京じゃなかったら、もう少しマイルドだったんだろう。この街では「手段を選ばないことになっても欲しいものは手に入れる」ことが正義で、手に入らないのは努力不足にされてしまう。