
マコト
@frogs
2026年2月23日
むらさきのスカートの女
今村夏子
読み終わった
自分には、両手では全然足りないくらいの年月執着していた人が過去にいた。
生きているかどうかすら問題ではなくて、勿論幸せなんて願ってなくて、ただ忘れないでときどき思い出しては淡々と祈るような気持ちでいた。
「祈りは監視だ」とどこかで見かけて、頭を金属バットで思い切りぶん殴られたような衝撃を受けた。
そうだよ、記憶の中の監視だよこれは。
そもそも、誰の何に祈ってるんだよ。
さて、自分の執着とはかたちが違うなと思いながらこの本を読んでいたが、結局のところ何も違わないのかも知れない。
現実的に自分の目と手の届く範囲での執心は怖いなとか、思う筋合いはないのかも知れない。
執着は、誰の、何に?
軽い気持ちで読むんじゃなかったなぁ……。






