
ユト
@take1yu-to
2026年2月23日
恐怖の正体
春日武彦
読み終わった
ひどい強迫障害から恐怖と丁度よく戯れることができない性質なので、あまりホラー作品に触れてこなかったのだが、あらゆる創作物に造詣が深いと見られる筆者の紹介が興味深く、いくつか手にとってみたくなった(後悔する自分の姿しか思い浮かばないが……)。
筆者の恐怖のツボを挙げる段で、「猫の手」を引いて、実際の時間経過と自身の時間感覚のズレて浦島状態になることへの恐怖に言及されていたが、私はこの話のあらすじを読んで、意図せず他者へ悪行を働いてしまうこと、傷つけてしまうことへの恐怖でゾッとした(「猫の手」の登場人物たちには明確に悪意があるようだが)。
あとあっ、となったのが、生き埋めの話だ。小学生の頃、父親が見ていた深夜アニメで、少女を生き埋めにした挙句、男たちが「糞尿に塗れて死ね」と吐き捨てるシーンがあった。恐ろしいシーンであるし、小学生の娘の前で見るような作品では絶対になかったと思うのだが、以降その文句含めて忘れられず、生き埋めというモチーフに(性的)興奮を覚えるようになった。phobiaとfetishismの近さを感じるエピソードとして思い出した次第である。