もぐもぐ羊 "そこに私が行ってもいいですか..." 2026年2月23日

そこに私が行ってもいいですか?
続きが気になって徹夜で最後まで読んでしまった。 太平洋戦争終盤はスナムもチェリョンお嬢様もアメリカにいたので、真珠湾攻撃直後に西海岸の日本人が強制収容所に送られたけど(お嬢様は日本人の戸籍で日本人として生きてたから)スナムは働いて学費と生活費を捻出しながら大学生として生きてたから案外無事でよかった。 解放後にソウルに戻った二人の人生が再び分かれていくにあたって、結局裕福だった人はそのまま裕福で貧乏だった人は相変わらず貧乏のまま、みたいなのが切なかったし、チェリョンお嬢様がスナムの人生のおいしいとこ乗っ取って、父親が対日協力者だったのに対して財産を奪われることなくイージーモードで晩年まで生きたのが、生まれ持っての世渡り上手みたいな感じでとても嫌な感じだった。 スナムも奪われたものを諦めるほど、他に失ったものが多すぎて仕方なく生きているのが何ともいえなかった。 とはいえ韓国には日帝時代に対日協力者として財をなして、その後朝鮮戦争のどさくさに紛れて特に罰をうけることなく財産をキープした人は多くいるみたいなので、チェリョンみたいに米軍相手にうまく立ち回ったんだろうな、と。 それはそれとして、スナムが女中として働いていた家庭の夫人からもらった『嵐が丘』と『ジェイン・エア』は結局途中でなくしてしまったけど、読めていたらいいな。 私も読みたい。
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