ばく "虚弱に生きる" 2026年2月23日

ばく
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@ab9_awaw
2026年2月23日
虚弱に生きる
虚弱に生きる
絶対に終電を逃さない女
はじめに抱いた感想が「虚弱だって、言ってもいいんだ」だった。 筆者ほどではないが私も学生・社会生活を営む体力が乏しく、紆余曲折の果てに今の暮らしに至っている。週5日8時間の勤務は私にとって厳しく、適応しようとした結果、身体と心の両方に不具合をきたした。完全に壊れ切る前に脱出するしかなく、諸々を実行に移した。 今の暮らしになって、体調はかなり戻っている。しかし、社会が平然と「ノーマル」として用意している枠組みに至れない私は不適合であり、不足した人間なのだという劣等感がずっとあった。それくらい、社会は画一的だ。だから、私ははじめに言った通り「虚弱さを口にしてはならない」と強く自分に命じていた。 過酷なのは、今の社会が用意した枠組みの方ではないか。24時間働きたければ働けばいいが、強制はするべきではない。働いてを4回繰り返してもいいが、働けない人にも働ける範囲を持てる社会の枠組みを用意すべきではないか。そう視点を変えてくれる良い一冊だった。 最後に、虚弱について書いてくれた著者に感謝を伝えたい。やや虚弱の人間として、私もなんとか生きている、と。
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