
sauntm
@sauntm
2026年2月23日
方舟を燃やす
角田光代
読み終わった
@ 電車
角田さんの書く小説がおもしろくないわけがないのに、なぜ2年間も積読にしていた…?
不三子の危なっかしい思考に終始ハラハラしながら読み進めていた中、湖都が熱を出したところで、ああ最悪な事態が起こってしまった…とため息をつきながら頭を抱えてしまった。
飛馬がツイッターを始めて雲行きが危うくなり始めたあたりで、自分の実生活の周りで陰謀論やスピリチュアルにのめり込む人たちの過去にも様々な事情(痛みや後悔)があったのかもしれないと思いを馳せた。
「どんなに頭がよくたって、正しいことが何かなんて、私たちにはわからないときがある。いいことをしようと心から思っていたって間違うこともある。だから、とてもつらい思い出でしょうけれど、ご自分を責めないで」
不三子が子ども食堂で食事を振る舞って喜んでもらえたときの涙、飛馬が上の言葉を不三子からかけられたときの涙、どちらも嬉しいとか安心といった表現ではなく、驚いて涙が出たという表現がなんというかすごく印象的で痺れた。
