
あつこ
@atsuko_books
2026年2月23日

母の旅立ち
尾崎英子
読み終わった
「今」な気がして手に取り、そこから一度も立ち上がることなく、あっという間に読み終えた。
破天荒すぎた母を四姉妹と父とで看取るまでを描いたエッセイ。
特に残っているのは、脳に転移したら幻聴や幻覚を伴う可能性があることについて「そうだとしたら、人間の体はなんと賢く、優しくできているのだろう。」と書かれたところ。あまりにも稀な環境で育ったはずの筆者の、そのあたたかな捉え方にしばし考え込んでしまった。人が健やかに育つために必要なものは何なのだろうか、と。
重いものをユーモアで包んでもらえると、構えずに考えられるからいい。
村井理子さんを思い出した。




