
ゆ
@blackcat_0128
2026年2月23日
世界99 下
村田沙耶香
読み終わった
周囲によって調整される外面、本当の自分を次々に失っていく様。外部化されたはずの家事も性的行為も結局女性によって脈々と行われていくこと。空っぽであった主人公が自分が踏み躙られた経験により自我を見出したように描かれていること。踏み躙られていた自分が踏み躙る立場になることの戸惑い。結局女であることから逃れられず特権的な階級にとどまり続ける男性。格差構造が何重にもなり感動される差別と感動されない差別が生み出されていく。
差別されていると自分が差別していないように見えて良いという言葉が今の全てを表しているような気がした。
