
辰巳
@divinus-jp
2026年2月23日
言語が消滅する前に
千葉雅也,
國分功一郎
読み終わった
おすすめ
占い師なので、よく恋愛の話を聞くんだけど、時々、この人と結婚して「いいですか?」と聞かれます
本当に気持ちがゆれてて、という人もいるけど、正解をコスパとかタイパを求めているんじゃないかな、と感じることもあります
一度しかない人生だし、年齢もあるので間違いたくない、失敗したくないのはわかるけれど、間違えないことがその人にとって「正解」なのか、「いい」のか、というとそれも違うように思う
それは口コミやいいね!の数で評価されることとちょっと似ていて、誰かの評価で「正しさ」を求めたい
あるいは、評価をもらうことで自分があるという事じゃないかと思う
一方で、タイプ別診断も占いじゃなくて流行っている(いた)という事もある
それも誰かの評価で自分を決めてほしいという気持ち
確かに自分のある面を決めてもらう、定めてもらうというのは楽しい
盛り上がるし、私も楽しい
だけど、それって、そればかりって、ちょっとラクをしてないか、とも思う
この本でも取り上げているんだけど、思ったのは「中動態」
恋愛って國分さんのいう「中動態」の最たるものだと思う
それが細く、乏しくなっているから、どうしても能動受動という二項対立や他者の存在の世界しかなくなってきている
占い師、占星術の話をすると、ここからの「風の時代」はいいね!や他者の評価ということで価値がきまっていく
だとしたら、さらにそれの「結婚していいですか」が強くなっていくと思う
(私個人としては口コミなんかやめてしまえばいいんだよなーと思ってる 評価が「その人によるでしょ」というもの、本とかは、星の数なんてホントになくていい)
そんな時に「言語が消滅する前に」を読みました 2021年の本だけど、むしろ、今の話になってて、結構、おもしろかったです
この「言語が消失する前に」のなかでネットは無意識ダダ漏れになっている、みたいな話があった
Xのアルゴリズムが話題になっている(炎上している)ポストが優先して表示されるのに、ちょっとうんざりしてる私も、いまさら礼節じゃないけどアリだよなーと思っていました
で、そのときにどうしたらいいのか、に対しては、「ずるく逃げる」もありだよなーとか思っている
話題、もしくは、炎上ポストについて、正しいとか間違っている、とか、それをよく考えようという客観的な立ち位置はいらないと思う
ちょっとずらす、すこし逃げるくらいの立ち位置くらいがいいと思うのです

