
慶雲
@dante-amons
2026年2月23日

レイシズム
ルース・ベネディクト
読み終わった
原著の初出が1940年、その後改訂されたものを翻訳されたとのことだけれど、ナチスによる人種差別・排斥が行われている時代の真っ只中にこれが出版されたことがすごいと思う。
「人種というものは確かに存在する。しかしレイシズムは迷信といっていい。」(p.118)
新訳の本書が刊行されたのが2020年。その後日本ではレイシズムとナショナリズムが日常の中にどんどん侵攻してきていて、一部政党や政治家(政治屋)がそれを扇動している。
本書ではあらゆるデータを元に人種による優劣は無いということを示している。本書を読めば人種差別がいかに荒唐無稽かを知ることができる。
けれども視野を狭められ、感情的に扇動されてしまっている人たちに対してこのデータはどれほど有用だろうか。
粛々と、差別の生まれにくい社会に向かって進んでいくしかない。