
chroju
@chroju
2026年2月23日

読んでる
“読書をするということと、生活を営むこととは切っても切れない強い糸で結びつけられていて、それこそドゥルーズが「書くことの問題は、見ることと聴くことの問題と分かち得ない」といったように、「生活することの問題は、読むことの問題と分かち得ない」のではないか。読んだことばを堆積させたお腹で見たもの聴いたものを混ぜ合わせているがために、そもそも見る聴くの時点で目にも耳にも外部から取りこんだことばが溜まっているがために、なにを見ても聴いても他人のことばでしか消化できないような感覚、そもそもことばなんていうわたしの身体とは切りはなされた道具を使っている以上仕方のないことなのだけれど、生活が他者の創作した物語に支えられ、ときに侵食されているような気すらする。そういう自我の輪郭のなさが時おりこわい。ふと明日から別人になっていそう。
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