いるかれもん "写真講義" 2026年2月25日

写真講義
写真講義
ルイジ・ギッリ,
ジャンニ・チェラーティ,
萱野有美
この前読んだばかりだけど、あまりいい感想を残せなかったのが悔しくて早速再読した(笑)。ただし今回は、前回読んであまり興味を持てなかったフィルムカメラの細かな使い方の話などは大胆に飛ばしてサクサク読み進めた。  別にうまくはないけれど私も写真を撮るのが好き。それは自分が見た景色を、なるべく見たままに保存したいと思うからだけれども、この本の中にはこんな一節があった。 「写真とは、現実に見えているようには写らないのだということを知っておいてください。実際にはもっと明るかった、暗かったということだけを言っているのではなく、私たちの視覚が習慣的に行なっている修整は、カメラでは記録されないということです。」(p.93) そもそも私は無理なことをしようとしていたらしい…ただ、著者はこう述べる 「「見えているように撮る」というのが、まずは写真に近づくこと、接近することのプロセスを暗に示しているのです。その後に続く操作はどれも、よりよく伝達するため、見ているものと写真に部分的に写るだろうものの差を詰めるためのものです。これが写真の目指すべき方向で、現実をコピーするために探求するのではありません。写真は文体のように多義性をもち、語彙を持ち、内的理論を用いる、リズムをもっているます。こうしたすべての価値は、コピーにはないものです。」(p.93) 見ているままを写しきれないからこそ、何をどう写すのかという問題が生まれ、わたしの写真になるのだと理解した。一眼レフを買って何年にもなるけどいまだに使い慣れない。これからも四苦八苦しながら撮り続けたい。
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