写真講義

13件の記録
- はせくらふゆこ@coupdecour20252025年9月15日読み終わった写真を撮る人というのはここまで考えて言語化するのかと驚いたけれど、巻末のチェラーティの寄稿に、「考えて、また考えてという並外れた思考力は、ほんの一握りの写真家や芸術家にしか具っていない」とあって、ちょっと安心した。 あと、絞りは絞って被写界深度を深くとることを勧め、背景をぼかすことを下品と感じると書かれていたのが、つい開放で撮りがちなのを変えていこうと思わされた
- asuka@ask_5102025年6月2日読み終わった借りてきた世界と関わるひとつの方法として、写真について考えるということです。そこには撮影者のしるし、つまりその人個人の物語やその人の存在物との関係が色濃く反映されます。しかし錬金術にも似た繊細な作業を通して、私たちの内面ーー私の写真家-人間としての内面ーーと私たちの外で生き、私たちがいなくとも存在し、撮影した後も存在し続ける外的な存在物との均衡点を探し当てる方に向かわなければなりません。 (ルイジ・ギッリ『写真講義』みすず書房)