
MizMiz
@MizMiz
2026年2月25日

遠い山なみの光〔新版〕 (ハヤカワepi文庫)
カズオ・イシグロ,
小野寺健
読み終わった
会話の作り方が卓越しているし、会話が多くてもうるさすぎない。戦前戦後の考え方の違いや、女として生きることにともなって犠牲になることがあるということが中心となって、悦子と佐知子、ニキが対照的に配置されている。どんな選択も犠牲を払うものだ。男だろうが女だろうが、それは関係ないと思うので、女ばかりが犠牲を周囲に追わせるとは限らないと思うが、何せ、全体の薄明るい世界観が完成されていて、違和感なく進めてしまう、著者の巧みさがあった。






