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MizMiz
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@MizMiz
日常をちょっと違った目で見れる。 全然違うどこかに連れていってくれる。 そんな本を読みたいなと思ってます。
  • 2026年2月25日
    遠い山なみの光〔新版〕 (ハヤカワepi文庫)
    遠い山なみの光〔新版〕 (ハヤカワepi文庫)
    会話の作り方が卓越しているし、会話が多くてもうるさすぎない。戦前戦後の考え方の違いや、女として生きることにともなって犠牲になることがあるということが中心となって、悦子と佐知子、ニキが対照的に配置されている。どんな選択も犠牲を払うものだ。男だろうが女だろうが、それは関係ないと思うので、女ばかりが犠牲を周囲に追わせるとは限らないと思うが、何せ、全体の薄明るい世界観が完成されていて、違和感なく進めてしまう、著者の巧みさがあった。
  • 2026年2月18日
    名もなき人たちのテーブル
    名もなき人たちのテーブル
    21日間という船旅で一緒になったからこそ過ごす濃密でそこだけの限定的な関係。悪童たり3人を取り巻く、下座に座る名もなき人たちが持っているささやかな謎と物語。時に怪しい男爵や病気の大富豪、常に監視されている囚人との絡みで物語が膨らむ。船上と下船後の関係の変化を対照的に織り交ぜながら、特別な瞬間は一生を変える。静かな語り口の物語。
  • 2026年2月16日
    ピンポン
    ピンポン
    この作家さんのグルーヴ感が好き。句読点をうまく使って訳されている。バグダッドカフェの前のような荒涼とした原っぱを想像したのだが、そこから始まるピンポンとの出会い。友達までできるし、師匠までできるし、なんだか仲間増えてる。クライマックスは卓球界での人類存続をかけた勝負。そりゃそっち選ぶわなー。あちゃー。
  • 2026年2月15日
    すべて忘れてしまうから
    確かに私たちそのうちすべて忘れちゃいますよね。燃え殻さんの友達の写真みたいに、なんでもない日々の感情の微妙な揺れがたくさん詰まっています。コロナ禍や憂うつや不安と付き合っていきながら感じるささやかな喜びや不安や居心地わるさ。そんなふうに文章が書きたい。
  • 2026年2月15日
    クララとお日さま
    クララとお日さま
    名作というのはこういうことか。読みやすいし深い。どこか大きな木の物語を思い出す。死なない知能はこうして奉仕することになるのだろうか。切ない。清い。その人の特別なものは周囲の人にあるというのは、すごいクララの発見。
  • 2026年2月14日
    複眼人 (角川文庫)
    複眼人 (角川文庫)
    難しかった。結局はアリスの想像の中の話なのだろうか。でもすべての地球に生きとし生けるものは死に向かう。複眼人はそれを眺めている。台湾の民俗と環境問題が死の前で奇妙な世界感を作って、山も海も、もう守られない破壊へと向かってる、そんな今を描いているような気がした。
  • 2026年2月12日
    ナチュラルボーンチキン
    疾走感ある筆致が特徴的とどなたかも言ってらしたけれど、本当。前半がミーツ・ザ・ワールド的で未知との遭遇で新しい自分、また見つけちゃう話かーと思っていたら、主人公の過去が蘇ってきたあたりから自分と重ねて苦しくなったり。流石の重層み。そんだけ苦しんだら確かに安定思考になるよねと主人公に厚みがせきた。最後の最後にもっと狂った真実が。きゅんとまた胸が締め付けられるが、だからこそこの結末で良かったんだねと思う。久しぶりの恋愛小説。
  • 2026年2月11日
    大聖堂
    大聖堂
    相変わらずソリッドで生活感あるシンプルな言葉で市井の人を描いているので、すいすいと染み込んでくる。この短編集は彼の完成度高い作品が多かった。『コンパートメント』の緊張と弛緩。『ささやかだけど…』の痛みの共感。『列車』のここにいる意味を問わない不可思議さ。そして『大聖堂』の体験からくる発見。鋭さも感じる最後の一言に、いつもぐっと鮮烈なイメージが感じられる。良い短編集だ。
  • 2026年2月10日
    三つ編み
    三つ編み
    インドの貧困。シチリアの職人気質。カナダのプロ意識。そんな要素がしなやかな三つ編みになっていく小説。髪のしなやかさと強さが女性たちの強さになぞらえられるよう。とっても読みやすい。新しい人生が始まるそんな希望を持てる終わり方。
  • 2026年2月9日
    自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学
    ちょっと読書疲れしているときにちょうどいい軽さ。最後に空海で自分とかないなら何にでもなってしまったらいいんじゃないと結論がいい感じについたような気がする。達磨は言葉で簡単に概念をわかったみたいに語る前に身体性を高めていたんだろうなとか、ブッダは色々やったから自分と思い込んでいるものも変化していくものと思えたし。卑近に落として考えられた。
  • 2026年2月9日
    サミュエル・ジョンソンが怒っている
    サミュエル・ジョンソンが怒っている
    短編集。作品ごとに違う印象を纏う。数行でクスリとさせるものから、数ページにわたって父との関係を語ってしんみりさせるものまで。 『ある葬儀社への手紙』の父の亡骸に対する呼び方のこだわりに愛を感じたり、 『いちばん幸せな思い出』に幸せを試行錯誤して経験しようとしてがんじがらめになっている姿に滑稽さを感じたり、 『ヘッセン兵ミール』では。縁もゆかりもない土地で死を迎え、朽ちていく様に自然をかんじたり、 様々な読了感があった。 ものによっては目が滑って読めないものもあったが、短編は選択をこちらに委ねられているので、付き合いやすい。
  • 2026年2月9日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    やっと図書館で予約したもので順番が来て読み始めた。私はつくづく物理がダメで、つっかりつっかりしながらも読み進めた。でも結構ストーリーの中に驚きや発見が隠されているので、「ワオ」を重ねながら読み進めることができる。意外とハートウォーミング❤️
  • 2026年2月5日
    人生のレールを外れる衝動のみつけかた
    キャリアデザインの、すべてをコントロール化において、レールを引いて自分を隷属させるやり方に窮屈さを感じていたので、この衝動というものを多孔的な自分で感じやすくして見つけて、自分に問いながら柔軟に目的にするやり方がすごく魅力的に感じた。本当にやりたいことというバックリとした言葉で片付けちゃいけない。問いに問うて、掘り起こしてパラフレーズしなきゃいけない。
  • 2026年2月5日
  • 2026年2月4日
    砂の境界
    砂の境界
    とっても読みづらかった。 おばあちゃんの妄想に翻弄されてしまったような気分。女装化の話やインド・パキスタン分断の歴史や男尊女卑の話しなどが盛りだくさんなのだけれど、あまりに詩的な実験が過ぎて、本質が見えにくいなあと。百年の孤独のような芳醇な文体なのだけれど…だいぶ苦労した。
  • 2026年1月30日
    愛について語るときに我々の語ること
    愛について語るときに我々の語ること
    極めて平易な言葉で市井の人々の感情的だったり精神的な変化の瞬間を覗いて描いている。切り取られた普通の日々に起こるクスりとくる瞬間だったり、ぞっとすることだったり、解放感を感じるときだったり。さっくりとシンプルに切り取る手法は他にない感じだった。 『ダンスしないか?』の踊るしかない、やぶれかぶれからの解放。 『出かけるって女たちに言ってくるよ』の不穏さと緊張感。 『もうひとつだけ』の、情けなさのほろりとする感じ。 ときどき何を語ろうとしているのかわからない作品もあるけれど、窓から色んな人の生活を見ているようだった。
  • 2026年1月29日
    愛について語るときに我々の語ること
    愛について語るときに我々の語ること
  • 2026年1月29日
    ストーナー
    ストーナー
    美しい文体で綴られた凡庸な助教授の物語。凡庸だが信念をもって続けること。ひたむきに目の前にあることに向かうこと。すきだと思ったら貫くこと。成功は役職でも金でもない。何かを続けていくこと。そこに辿りつけるものがある。何を期待するのか。これは大きな疑問だ。
  • 2026年1月29日
    ストーナー
    ストーナー
    ある助教授の物語。ひとつひとつの仕事が、静かな選択が、人生を紡いでいく。静かで美しい描写で大学、英文学への愛を朴訥に推し進める主人公の目線を見せてくれる。働き、生活していくこと。それに何を期待しているのか。遺していくこと。何か好きなことを続けること。色々ある。成功は役職でも金でもない、そんなことを思った。 実に美しい文体。人間的。良い本だった。
  • 2026年1月28日
    ストーナー
    ストーナー
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