
1129_ymoi
@1129_ymoi
2026年2月25日
ブレイクショットの軌跡
逢坂冬馬
読み終わった
自分が読んでいるのが、小説なのかプレゼン用の原稿なのか、よくわからなくなるほど、丁寧な、説明に次ぐ説明。
狭い人間関係の中にある、現実の継ぎ接ぎみたいな小さな箱庭の虚構がうまく纏まりました。
現実は複雑だということらしいけれど、扱う事象がすべて表層的に感じた。ゆらぎも余白もないびっちりと構成されたパズル。正解はないと言いたげながら、主要人物は皆、みごとに正解を見出す。あえて、それを皮肉として冷笑するわけでもないので、なんとも言えない…。
説明的な物語と記号的な人物や出来事。
考えさせられました感をくすぐるためのパッチワーク。
直木賞の選評を読んで、いろいろと安心した。
これはなんだったのか。
(追記)
いまの時代に必要なのは、現実は何も変わらないかもしれないが、自分の中や周囲の人々の中にある善良さを信じる強さだと思う。教科書的な正しさで万事解決しないことは、もう嫌というほど思い知らされている。何も変わんないし、誰にもわかんないかもしれないけど、それでも声をあげるという行為で、まったく見知らぬ誰かを抱きしめてほしい。




