さくら🌸 "それでも旅に出るカフェ" 2026年2月25日

それでも旅に出るカフェ
待望の続編。今回も良かった。 カフェ・ルーズ、本当に通いたくなる。見たことも聞いたこともない食べ物ばかりなのに、美味しそうなのが伝わる。 ロシア料理が出てきたと思ったら、ロシアのウクライナ侵攻の件についても決してスルーせずに触れる。ただ美味しくてほっとする物語ではないというのが良い。 「分断されているんです。結婚した人も、結婚していない人も、専業主婦も、外で働く人も、子供がいる人も、いない人も、それぞれの苦労があるのに、なぜかそこに社会という大きな壁が立ちはだかって、お互いが理解できなくなっているんだと思います」(p.185.186) こういう、日常生活におけるモヤモヤにもちゃんと焦点を当ててくれている。女性が一人で店を切り盛りすることによる弊害も、今作で描かれていて、決して甘いだけじゃないなと。 スッキリ終わるのではなく、この先もカフェ・ルーズがどこかで営業していると思わせてく)る終わり方なのがいい。続編を期待してしまう。
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