それでも旅に出るカフェ
32件の記録
osara@chatcha_kikki2026年2月28日読み終わった世界中の魅力的な料理やスイーツを楽しめるカフェを舞台に、コロナ禍や女性たちの生きづらさ等の社会問題を絡めた短編集。 前作に続き、舞台となるのはカフェ・ルーズ。店主の円は、自身のやりたいこと、理想の生き方をまっすぐ実践していて、努力家で芯のある強さと穏やかさを兼ね備えた女性。彼女が作る様々な国のその土地に根付いた料理やスイーツ、ドリンクはどれも聞いたこともないものばかりだけど、とても美味しそうで、苦悩を抱えた登場人物たちの心をほぐしていく。 最後の方に出てくる女性の苦悩はかなり共感してしまった。謙虚さと卑屈は紙一重と日頃から考えているが、自尊心の低い私は他人と自分を比べて、鬱々としがち。そんな時は、円のいうように、知らない世界にひとりで旅に出ることで、開けた価値観で自分自身を見つめ直したら少し生きやすくなるのかも…!と出不精なわたしだけど旅行に行きたくなった。 でもなかなか旅に出るのは難しいから……。カフェ・ルーズのようなお店が近くにあったらいいのになあ!

さくら🌸@lily_sakura_2026年2月25日読み終わった待望の続編。今回も良かった。 カフェ・ルーズ、本当に通いたくなる。見たことも聞いたこともない食べ物ばかりなのに、美味しそうなのが伝わる。 ロシア料理が出てきたと思ったら、ロシアのウクライナ侵攻の件についても決してスルーせずに触れる。ただ美味しくてほっとする物語ではないというのが良い。 「分断されているんです。結婚した人も、結婚していない人も、専業主婦も、外で働く人も、子供がいる人も、いない人も、それぞれの苦労があるのに、なぜかそこに社会という大きな壁が立ちはだかって、お互いが理解できなくなっているんだと思います」(p.185.186) こういう、日常生活におけるモヤモヤにもちゃんと焦点を当ててくれている。女性が一人で店を切り盛りすることによる弊害も、今作で描かれていて、決して甘いだけじゃないなと。 スッキリ終わるのではなく、この先もカフェ・ルーズがどこかで営業していると思わせてく)る終わり方なのがいい。続編を期待してしまう。




旬@izumitoharu2026年2月23日読み終わった読了。 オーナーが世界中を旅して見つけた様々なスイーツやドリンクを提供する素敵なカフェが舞台の連作短編集、「カフェ・ルーズ」シリーズの2作目。 湯圓、ブレッドクリームケーキ、酸梅湯などなど今作も美味しそうなものがたくさん登場したけれど、前作と比べると食べ物の存在感はやや薄めに感じた。代わりにコロナ禍の中での日々の生活と、女性を取り巻くジェンダー的な話をメインに据えたエピソードが多かったように思う。 終盤、とある登場人物の境遇が判明した瞬間には思わずぞっとしてしまったし哀しくもなった。それでも主人公側の性格のおかげか、最終的な読後感は爽やかな感じでそんなに悪くないのが嬉しい。



mayu.@mayu_2026年2月11日読み終わったコロナ禍が舞台のシリーズ2作目。 あの頃の事を思い出しながら読んだ。 先が見えない不安に揺らぎながらも日々を送る物語に励まされたり、共感したり。このシリーズやっぱり好きだなぁ。 今回も出てくる異国の食べ物や飲み物がとても美味しそう。毎月旅に出ていた円が旅に出られなくなっても自分は自由だという気持ちを持って出来ることをやっている姿が印象的だった。 生き方や選び取る物は周りに強制されるものでは無く自由でありそれぞれの幸せがあるのだと感じた。


おもち@omochi____s2026年1月31日読み終わった前作に引き続き魅力的なスイーツや飲み物が出てくる。 コロナ禍の時期のお話になっていて、あの頃の不安や閉塞感を思い出しながら読んだ。 女性の生きづらさも描かれていて少し重い気持ちになったけれど、円の強さと瑛子の優しさに救われる。





さつまいも@satumaimo2026年1月19日読み終わったまるで知り合いの話を聞いているかのような親近感。終盤は少し、やりきれない気持ちになった。 読み終えてみると、帯の「甘くて優しいだけの人生じゃないから 今日はちゃんとわたしをいたわろう」の印象がちょっと変わった。
酒飲みぱんだ@sakenomipanda72026年1月5日彼女はいろんな場所に旅に出て、その旅先でおいしいものを見つけて帰ってきた。 人から教えてもらったものも、自分でレシピを探したものも、努力して再現したものもあると言っていた。 彼女の作るものは、彼女がゼロから作り上げたものではない。その土地で長いこと愛されて、多くの人たちの手によって伝えられたものなのだ。
- しろ@shiro882025年12月30日読み終わった「それでも」 に込められた想い。 コロナ禍での ピリピリとした鬱々としたあの頃の「カフェ・ルーズ」が描かれています。 「旅」は、 もちろん物理的にその地を訪れ、風景や風や匂いや食べ物や人と直に触れ合うことなのだけれど、 移動することも直に触れ合うことも制限され躊躇されてしまった中で、 スィーツや飲み物で「旅」をする。 円(まどか)さんの作るメニューは、単なる現地のメニューの再現でなはなくて、遠い異国のその土地へのリスペクトがあふれてる。 そして、そのメニューに触れる瑛子(えいこ)さんの想像力…。 その国の人々の暮らしや文化、歴史に思いを馳せる、それもまた「旅」なんだと。 ・・・・ また、この物語で印象的だったのは、家族との在り方。 家族の、じゃなくて 家族との。 もちろん温かく健やかな絆で信頼し合えるならば幸せだけれど。 家族が枷やしがらみや重荷になるならば、程よく距離を、という価値観。 ・・・・ そして改めて、コロナのあの頃は、分断の日々だったなぁ… と思い出したりも。 ・・・・ 近藤史恵さんの、「皆まで語りすぎない」、つまりは読者に委ねてくれる描き方、やっぱり潔くて清々しいな。


きらた@kirata2025年12月30日読み終わった店主の円が世界を巡って味わい、再現した世界各国の料理やスイーツ、ドリンクなどを味わえる《カフェ・ルーズ》 そのカフェは、瑛子にとって大切な場所だったが、新型コロナが蔓延しはじめ‥ 『ときどき旅に出るカフェ』続編 新型コロナが蔓延してる頃の生々しさが紙面から立ち上ってくるようで、息苦しさを感じながら読んだ とは言え、カフェがダメならオンラインショップやキッチンカーでの販売に、と、店主の円が前向きなので、読んでいて救われる‥と、思って読んでましたが、ほのかに漂う不穏さ 基本的には、店主の気持ちと行動が清々しい印象を与え、心が和らぐ連作短編集なのですが、今回は最終話でモヤモヤが残る結果で幕を閉じたのが気になりました 変な影響出なければ良いのだけど‥(考えすぎ? 個人的には「それぞれの湯圓」が良かったです




きらた@kirata2025年12月28日読み始めた収録作メモ世界中のスイーツやドリンクを再現した《カフェ・ルーズ》のシリーズ第2弾 ほんのりと不穏さも混じる?10篇が収録された連作短編集 「再会のシュークリーム」 「リャージェンカの困難」 「それぞれの湯圓」 「湖のクリームケーキ」 「彼女のためのフランセジーニャ」 「鳥のミルク」 「あなたの知らない寿司」 「抵抗のクレイナ」 「クルフィの温度」 「酸梅湯の世界」



hiroko@hiro__ys2025年12月25日読み終わった一作目が大好きだったので二作目も文庫にならないかな〜と思って待ってた!前作よりもミステリ要素が減ってしまったのはちょっと寂しい。コージーミステリが読みたかったので…知らないお菓子を想像する楽しみはそのままにあのコロナ禍の日々を真空パックしたような作品だった。人間のちょっとほろ苦いところに主眼があるのは変わってなくてよかった😌


- Lef@nnsalm1900年1月1日色々美味しそうな料理やスイーツが出てくる短編、が、現実が苦すぎて中和できない。 逃げずに向き合っているのはかっこいい。 チーズクリームシュークリームと高知のお寿司食べたい。 それでも、はいい言葉だと思いました。



















