北本新聞縦覧所 "となりの陰謀論" 2026年2月25日

となりの陰謀論
陰謀論の入門書。「おわりに」が解説付きの参考文献集になっていて、徹底的に入門書を志向している。 陰謀論を唱える者が権力を持ち、唱える陰謀論を放っておくと陰謀論を認めるか否かが権力に従うかどうかの踏絵になる。常識外れであればあるほど踏絵としての力を持つ。 紙幅を割かれていたトランプ大統領の陰謀論政治については、陰謀論者には通じる犬笛を吹くことで絶大な支持を得たとのこと。『福音派』で言及のあったように、何かの信仰や思想のある人に分かる言葉で語りかけ、熱狂的な支持を得ることがトランプ流の選挙戦術であることも見えてくる。 「奪われ感」つまりは被害者意識というのも陰謀論が生まれる大きな要因。『ネットはなぜいつも揉めているのか』においても被害者意識がネット炎上の要因の一つと触れられていた。 被害者意識が現代を読み解くキーワードのように思えてきた。
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