
結
@yi_books
2026年2月25日
ほどなく、お別れです
長月天音
読み終わった
一昨年亡くなった祖母の葬儀のことを思い出した。
きっと、ずっと心の片隅に当時の後悔の念があったから。
もう何年も会っていなかった祖母の死にどう向き合えば良いのか、よく分からないでいるうちに祖母は骨になってしまった。
葬儀場に勤めること、葬儀会社に勤めること。人生の、最期を見送るための時間や空間を守ること。とても重要である一方で、やはり死を近くに感じる仕事を敬遠する風潮があるのは事実だと思う。私も、きっとそうだ。自分にはとてもじゃないけど務まらないだろう、などという綺麗事の裏には、もう少し違う気持ちもないと言ったら嘘になる。
"物語"といえどそういった仕事にフォーカスを当て、印象が少しでも変わることってとても重要だなと、自分の心の揺れと共にじんわりと感じた。涙なしでは読めなかったが、感動しているだけではダメだよなぁとも思った。
高齢化社会となって久しい現代で、人の死と向き合うことは今後もきっと増える一方なのだと思う。
自分の立場や立ち方を少しでも見直せたら……と思えたことがまずはとても良かった。
そしてもちろん、物語としてもとても好きだった。
続編も読みたいし、映画も観たいと思う。








