
草大福
@yadokari15
2026年2月25日
暁星
湊かなえ
読み終わった
先ほど読了。なんとも言えない読後感。噛み締めていたいような、そうでないような、よくわからない。読了直後はなんかハッピーエンドのような気がしていたけど違うな???湊かなえは今作がはじめて。イヤミスの女王ときいていたのでだいぶ身構えており、その割には平気だったため脳が幸せな終わりと感じているけど、多分誤認である。
前半パートも辛かったが、後半パートはより辛かった。母親と幸せに過ごした記憶が少しだけあるのが辛い。パフェを食べに行った描写がほんとしんどい。子どもが街に出てパフェを食べるって凄い幸せな時間で、それが悲しい思い出と一緒になっているのがせつない。
ところでなぜ暁の高校の先生=暁の父の大学の友達=宗教団体での星子の先生という描写があったのか。これがよくわからなくて首を傾げている。信者はどこにでもいる、いい人に見えても信じるな、ということ?
あと暁に応龍が見えてたけど大丈夫?教団に連れ去られたりしない?後から読み返したら前半パートに紫の本に龍が見えるって書いてあって急に不穏な気持ちになった。この描写もなんであるのか謎である。
物語としては、後半を読むと違う話が浮かび上がる構成は見事で、読み応えもあり、面白かった。描写も読みやすく、ありありと光景が浮かび上がってくる筆力の高さに舌を巻いた。そして筆力が高いが故に、親を宗教に絡め取られた子どもたちの辛さが大変ありありと浮かび上がってくる……。辛い……。

