むくげ "往復書簡" 2026年2月26日

往復書簡
往復書簡
湊かなえ
湊かなえのイメージといえば、いわゆる「イヤミス」をよく書く作家だったのだが、この本を読んで少し印象が変わった。 1篇目の「十年後の卒業文集」は今まで読んできた印象通りの結末を迎えたように感じたが、2篇目、3篇目の2作品はミステリ要素をふんだんに盛り込みながらも、どこか人の優しさを諦められないような気分にさせられた。文章に温かみを感じた。感情というやつかもしれない。 ミステリというジャンルでも読者の心を揺さぶるということは充分にできるのだなと再確認できた。 湊かなえの他の作品もさらに読んでみて、この感想からどう印象が変わるか試してみたい。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved