記憶の本棚 "兇人邸の殺人" 2026年2月26日

兇人邸の殺人
兇人邸の殺人
今村昌弘
それでも。あなたの役に立てる力がないのなら、せめて同じ痛みが欲しい。 p241 一人で抱えて、遠慮して、勝手に諦めて、そんなの思いやりでもなんでもない。失敗や不幸を分かち合ってくれた方が、何倍も幸せだった。 二人とも、まだ生きてるじゃない。弱音を吐けるのも、不満をぶつけられるのも、甘えられるのも最高のことなのよ!  p422 ------------------------------------ 『屍人荘の殺人』シリーズ第3弾。 1作目の設定も衝撃的な面白さだったけど、今回の“謎の巨人vs脱出の手段はあるのにメンバーが各々闇深すぎて留まることを選ばざるを得ないクローズドサークル”という異色の設定が、これまたはちゃめちゃに面白かった!! そして巨人との恐怖の闘いを終えた最後の最後、謎が全て解かれた後にこんなに胸を締め付けるような切なさ、やるせなさを味わうことになろうとは。 大切な人や環境を守るために、何かを犠牲にしなければならなくなったら。善のために悪をしなければいけなくなったら…そんなことも考えさせられました。 激推しの一冊です!!
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