りら "ナチュラルボーンチキン" 2026年2月26日

りら
りら
@AnneLilas
2026年2月26日
ナチュラルボーンチキン
面白かった〜! オーディブルで金原ひとみ作品を聴くのは2作目で通算5作目。 金原作品に登場する人たちは皆、自己分析能力と言語化能力がずば抜けて高く、比喩スキルも冴え渡っていて、とにかく饒舌。いくらでも話し続けるし、いくらでもそれを聴いていられる。 この本での長い会話もすこぶる面白くて、電車で聴いていて吹き出しそうになった。 『YABUNONAKA』と同様、出版社に勤める人々の話でもあり、自分も版元に勤める端くれとしてよく知ってる世界ならではのリアリティがあった。 まさかさんとの衝撃的な出会いからの急接近は 一種のギャップ萌えが要因だったのではないかと思ってる。というか聴いてる自分がちょっとギャップ萌えしたぐらいまさかさんが異様にスパダリじみてませんかね。バンド界隈には自称ナチュラルボーンチキンでナチュラルボーンシットなこんな男性が実在しているのだろうか。 不妊治療のくだりは自分も経験者なので、男性の当事者性の無さや夫との諍いをまざまざと思い出した。 浜野さんにとっては治療の辛い経験が子供嫌いを加速させ、子供の存在を害悪となる男性と同一視させるに至ったのだろうけど、欲を言えば、金原ひとみには不妊治療やその他生殖医療、養子縁組といった事柄についてもっと深掘りしたものを書いてほしい。 食べ物の描写もキレキレで、中華も蟹もメキシカンも豚まんもラーメンもすごく食べたくなった。 完全に濱野さん側の人間だけど、食べ物にもホストにもスケボーにも貪欲な平木の存在は稀有だし、羨ましい。 オーディブル1.6→1.9倍速で。 ↓著者インタビューはネタバレがあるので読了後の方がいいと思う。 金原ひとみが語る、新作小説のインスパイア源 バクシンのライブで体験した「特別な感覚」 https://rollingstonejapan.com/articles/detail/41685/1/1/1
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