
yamase takeshi
@tyamase
2026年2月26日

カフネ
阿部暁子
読み終わった
audible
カフネ:ポルトガル語で 愛する人の髪を優しく撫でる仕草 という意味らしい。具体的な描写を一言でロマンチックでカッコいい。
急死した弟の姉目線で物語が書かれている。弟の遺言書に、弟が生前に付き合ってた女に資産を分けるよう書いてあって、姉とその元恋人と話すところからスタート。
刹那。ロボットみたいな冷淡な女。家族の前でも態度がでかい。けど、徐々に意気投合してるのが良い。生まれ方は選べないからこそ死に方は選べるべきという言葉。
弟。周りから見ても実はいろんな事情をかかえてたりみたいなそういうことがある。誰からも本当の自分をわかってくれないことの辛さ。
自分の人生、自分の命の使い道は自分だけが決められる。望みがあるならぐずぐずしていてはいけない。人間はいつどうなるか分からないから。
元夫の離婚理由もグッときた。本当は子供を持ちたくない夫。覚悟が持てず、流産してホッとしたという感情。こういった本音を言えるのは夫婦ではなく離婚して他人になったから。本音で話せない夫婦を考えると、なんか哀しい。