しゅう "成瀬は信じた道をいく" 2026年2月26日

しゅう
しゅう
@shuu62
2026年2月26日
成瀬は信じた道をいく
なかなかハードな読書が続いたので少しライトなものを読みたいと思ってチョイス。 前作は大変楽しめたので今作も期待。 以降読書ログは会話部分に。
しゅう
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@shuu62
(ネタバレ有) 読了。いやーおもろい。前作に引き続き、成瀬をとりまく人間たちの視点で描かれる群像劇に仕上がっている。 前作では中学生だった成瀬がもう大学生になっている。 なんだか作中に出てくる成瀬の父、慶彦の気持ちがわかるようだ。 島崎みゆきとの特別な友情も感じられるエピソードもあり、大満足だった。 ここで1つ、成瀬愛を語りたい。 YouTubeやXなどで成瀬あかりについて意見する声を見かける。 よくありがちなのは、涼宮ハルヒと比較されるような「変人アレルギー」だ。 さらに今作のような大衆娯楽小説、青春小説はよく下に見られる事が多い。 しかし大いに反論したいと思う。 まず成瀬は確かに変人と評されているが、その実、ただ自分のやりたい事を真っ直ぐに生きてきただけだ。 我々は成長する過程で様々な妥協と諦め、自己正当化によって自分を規定していく。 成瀬はその規定がなく、ただただ自分の正義に真っ直ぐだ。 ある意味我々が合理的に削ぎ落としてきた理想を体現した存在、それが成瀬あかりなのだと思う。 その意味で言えば変なのは我々の方なのだ。 さらに成瀬は聞く耳を持つ。 強力な自己目的を持つキャラクターにありがちな、周囲をねじ伏せるようなカリスマ性と違い、自然と周囲が成瀬を応援するような、ボトムアップ型のカリスマ性を備えている。 そうした成瀬あかり的な魅力を引き出せるのは青春小説なのだろう。 マンガにも青年マンガ、少年マンガ、様々な種類があるように、それぞれに甲乙がある訳ではない。 青春小説大いにけっこう、応援したいと思う。 と、成瀬シリーズの発展を願い、締めの言葉とする。
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