
mayu
@yatsu_books
2026年2月24日
二月のつぎに七月が
堀江敏幸
読み終わった
@ 自宅
700ページを超える大作。毎日少しずつ、読み終えるのに1ヶ月ほどかかったけれど、心豊かになる時間でした。
鉤かっこがないので時々誰の視点なのか、曖昧なままで語りが進んでいくこともあるけど、それが何の違和感もなく風景に溶け込み、これは小説なのだけれど、目に見えるものだけではなく、匂いや手触りなどが感じ取れるくらい詳細な文章も
読んでいる途中なんども「エッセイだっけ?」と思ってしまうほどでした。
めまぐるしいこの時代に過去と今が溶け合っていくことで、凝り固まった何かから解放されていくような、そんな気持になりました。「人間が人生で抱える哀歓」を書いてきたという堀江敏幸さんの文章が、今回もじんわりと染み渡っていくようでした。









