🪩 "図南の翼 十二国記" 2026年2月22日

🪩
@mn09
2026年2月22日
図南の翼 十二国記
十二国記はずっと手元にあって、久々にふと読みたくなって読み返した。おそらく10年振りとかだと思う。 さすが人気なだけあって面白い。 陽子が好きだから風の万里や黄昏の岸ばかり読んでたけど、歳をとって改めて珠晶が少しずつ学んで成長していくさまや言うことのハッキリとした強さが面白い。 最後供麒がお迎えに来るところはグッときて初めて泣きそうになった。 モヤモヤしていることを晴らす方法もポテンシャルも存在するなら、その手段を選択する(昇山して帰って来てみせる)。そしたら行動してもないのうだうだ言ったり、しないことを当たり前だと思っていたり、好き勝手言ったりする人を黙らせられるし、自分も「やったけどダメだった」と納得できる。その結果気持ちよく自分のやりたいこともできる。 p379「黄海に行って帰ったら、あたし堂々とやるべきことをやってから嘆けば、って言ってやれるわ。妬まれたって羨まれたって、あたしは恵まれているぶん、やるべきことをやったものって言える。そしたらもう、無理に官吏になろうとか思わないで、好き勝手にできるのよ。」 この言葉がやけに刺さった。これは物凄く正しく真っ直ぐで、誰もがそうで本来あるべきなのにそうしない。それを真っ向切っておかしいと言い放ち行動に移せる。 まさに王の気質でもあるけど、本来、王でなくたってファンタジーでなくたって現実でもそういうことなんだと改めて思った。 私たちの生活や仕事も社会も同じ。選択肢を見なかったりあれこれ言い訳して自己保身だけをするのではなく、何もどん底から這い上がってまでやれとは言わないが、その可能性やポテンシャルを持つ状態にあるのなら、自分のやりたいことをやるためにも何かを背負ったり行動に移したりしないといけない。そうでないと周りにも自分にも何の説得力も無いし自分もスッキリしない。 大人になればなるほど、珠晶を見習って心に刻むべきだと思った。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved