ユメ "犬がいるから" 2026年1月30日

ユメ
ユメ
@yumeticmode
2026年1月30日
犬がいるから
犬がいるから
村井理子
本の雑誌社の『おすすめ文庫王国2026』で取り上げられていたことがきっかけで気になったエッセイ。 村井さん一家と黒ラブラドールのハリーがすごすかけがえのない日々が、愛情に満ちた眼差しで綴られている。動物が好きなひと、動物と暮らしたことがあるひとなら、きっと心の琴線に触れるものがあるエッセイなのではないだろうか。私も、今まで我が家に来てくれた動物たちのことを想ってしみじみした。 実は私は、ずっとラブラドールという犬種に憧れを抱いている。小学生の頃に親戚の家にいたラブラドールと遊んでもらった(あれは私が「遊んでもらった」という表現が相応しい。実に賢い子だった)日のことがずっとよき思い出となっているのだ。本書を読んでハリーの優しさや愛情深さに触れるにつれ、やはりラブラドールは素敵だなという思いを新たにした。 フルカラーのハリーの写真が多数収録されているのも嬉しい(村井さんの言葉を借りるなら、ハリーはとても「イケワン」である)。 巻末の文庫版あとがきには、外で読んでいたにもかかわらず、涙を禁じ得なかった。本というものを通して、こうして遠くの犬と出会えたことに、遥かな思いになる。
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