菅原茉莉
@mari_s
2025年3月14日

「忘る」で「おこたる」と読む本との出会い。
何か大切なことを忘れるのは、小さな怠りが積み重なった結果でもある、というのである。
言葉の意味を本当にわかるには、実感ではなく、痛感しなくてはならないことがある。
英語の運命 destiny は、目的地を意味する、destinationと語源を同じくする。
日本語の運命、ってちょっと違うニュアンスがある。どこに運ばれていくのか、よりも「命」とはなにか。天命、宿命、使命。これらと運命も一緒。
思うがままに生きようとすると、避けがたい壁、問いにぶつかる。運命には選択できる余地はなく、無理に聞かされるラジオ放送のよう。
運命が選択の自由を奪うのは、私たちの生涯を不自由なものにするためではない。自由、不自由という二択の彼方に導くため。
運命を深く愛することを学ぼう。