金平糖 "DTOPIA (デートピア)" 2026年2月28日

金平糖
金平糖
@chocola124
2026年2月28日
DTOPIA (デートピア)
時系列も登場人物の呼称も誰視点の物語なのかもイマイチわからない。肝心の物語の舞台であるリアリティーショー「DTOPIA」の設定や展開もおぼろげながらしかわからない。でも、その混沌としたところがこの物語が取り上げているあまりにも多角的で捉えどころがあるようでないテーマに通じている。 ただ、時事的な要素がかなり具体的かつ進行上重要なので、後世でも同じ面白さを維持できるかは難しいかな。それも含めて、著者の勢いと潔さ、覚悟が感じられる。この小説の、その先を見据えているような気もしたりして。 読んでる間は終始圧倒されていて、読み終わった直後は、荒唐無稽とも言える構成や、色々な要素を投げっぱなしにしているところが気になって仕方なかった。でも、現実の問題だって人の人生だって、そんなに簡単に伏線回収したり説明できたりするものじゃないもんね🤔そういう意味では、現実を荒々しく切り取ったような小説と言えるのかも。登場人物の内面描写が極端に少ない、というか、モモとキースの2人にどこかずーっと他人事感があるのも、現代の若者の風潮をわりとリアルに現しているのでは?
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