DTOPIA

90件の記録
- Hoshiduru@lilimoe2025年4月29日読んでる今読んでいる本2冊が割とハードめなので、ちょっとライトなものをと思ったら全然そんな事なかった 恋愛リアリティショーを題材にこのタッチで話を展開できるのすごいな
- Hoshiduru@lilimoe2025年4月29日読んでる明らかに回想に入ってから何がかはうまく言葉にできないが、ぐんぐんしんどくなってきている、読むのをやめたい訳じゃないのに解放してくれ!って思ってる 変な感じ
- F@piyo12002025年4月22日読み終わった??? 短かったので2日くらいで読めた。自分にはまだ難しすぎてよく分からない。 ナショナリズム、リベラル、領土、混血の子供等。身近ではないから共感や入り込みはしにくかった、けど、この世界を知れて良かったなと思う。 普段読む物語と構成が違うというか、真っ直ぐに起承転結が進まない、ぶつ切りで話が思いもよらぬ方向に飛んでいった気がするので、読むのには苦労した。
- utai@amanda_62502025年4月3日読み終わったこんなことなかったらよかったのに、 と(非当事者が)言ってしまうのはとても簡単だけれど、 「こんなこと」があってしまった世界を生きていくんだよな私たちは 全部抱えて生きていくんだ
- yt@yt2025年3月30日読み終わった恋愛リアリティショーということでエンタメ的に楽しもうと思っていたのだが。 とんでもない深みまで連れて行かれてしまった。 異常に思えるような世界が、淡々と日常として描かれていく、未知の経験。 その不思議さが最後まで続いて、そのまま読了してしまった。 著者に置いて行かれた感、満載だったものの、嫌な気はしない感じ。
- book & wine 方方@houbou_enzan2025年3月23日読み終わったタイトルからイメージしていた物語の展開とは違ったけれど、あのシーンはきっと一生忘れない。いまの社会の現在進行形の空気を、このスピード感で作品に反映している書き手としても、とても興味深かった。他の人の感想を聞きたくなった。
- 数奇@suuqi2025年3月22日読み終わったジェンダーや人種の問題、様々なマイノリティの鋭い視点が描かれた小説だったが、理解しきれない部分も多い難しい作品だった。恋愛リアリティショーを舞台としているものの、その必要性はあったのか?追跡や編集が可能な番組という題材を、一人の人間の人生と重ねる部分は良かったが、それ以外は「結局なんだったのか?」といまいちピンとこない。ストーリーもメッセージ性も掴みきれない小説だと感じてしまったのは自分が当事者ではないからなのだろうか。描かれている問題の複雑性についてはハッとさせられる箇所も多かった。
- Suzuki@finto__2025年3月11日読み終わった★★★★☆ 「けれど株価の変動みたいに、なんとなく全体の推移みたいなものはあった。例えば、みんながどうやって推しキャラクターを決めるのか。自分の国の代表を応援するっていうのが普通のはずだけど、異性愛者が異性を応援するとき、愛国的なモチベーションは驚くほど持続しない。だいたいの異性愛者にとって、世界でいちばん憎悪をそそられる対象は、自分の国の異性だから。」p16
- 紙村綴@kamimura_tsuduru2025年3月8日読み終わった熱量という意味では「ジャクソンひとり」のほうが一点突破型な感じがして、こちらは散漫さに映る部分が多かったかも。一番自分が物語を感じたのは「おまえ」と呼びかける語りが昇華されるところ。
- torajiro@torajiro2025年3月8日読み終わった第172回芥川賞受賞作。展開と話題が次々と変わりアクの強い話題と社会への鋭利な視点がごちゃ混ぜに詰め込まれていて好みが分かれそうであるが、デビュー三作目とのことで初期衝動をビンビンに感じる文章で芥川賞に相応しいと感じた。特に素晴らしいと感じたのは恋愛リアリティショーを結末から遡り、さまざまな視点からの編集(バージョン)が作られるという点。正直物語の世界の中での経験のされ方消費のされ方というのは具体的にはイメージしきれない部分もあったが、注目の集まった話題やコンテンツに対してリアルタイムではなく後追いで遡るように体験や深掘りがなされたり、その視点にさまざまな派閥が無数に生まれたりするというのは現代のネット社会を鮮やかに皮肉していて、そうなるとこのごった煮のような小説全体がSNS、特にXのタイムラインのような硬軟そして真実とフェイクがごちゃ混ぜに消費されていく世界を作品化したようなものとも感じる。
- leekwkm@leekwkm2025年3月7日酔っ払って買った文藝春秋の芥川賞特集号に載っていたので閲読。人種、ジェンダー、セクマイ、貧困、あらゆる社会問題を全部乗せにした内容ではあるものの全く説教くさくなく、登場人物や本筋の展開がどちらかというといい加減でぶっ飛んだような流れで、終始スッキリ読めた
- 阿久津隆@akttkc2025年3月7日買った@ くまざわ書店 調布店『遠くまで歩く』がそろそろ終わりそうなので書店行き、次に何を読みたいのかわからないな〜と暗い気持ちになりながらうろうろ。先日見た恋愛リアリティショーを題材にした令和ロマンの漫才が面白かったので、恋愛リアリティショーを題材にした小説も面白いかなと思って買った。
- soli@___libm2025年3月2日読み終わった冒頭数ページがもたらす印象は鮮やかに翻って、じわりじわりと質量を増していく、けれども軽妙さを備えた独特な文体と社会への皮肉めいた風刺と問いが鋭く、とてつもなく良本だった。 本をたくさん読んでいると物語の方向性が透けてしまう、というような“直感的ネタバレ”の感度が高まって、それが物語への没入を阻む。 だからこそ、こういう私的な予測と作者の意図との不一致の大いなる乖離、という体験は、とてつもなく嬉しいものだ。
- ロッタ@rotta_yomu2025年2月20日読み終わった自分が自分のために選ぶ気分よく見たい読みたいものだけが全てではないのだと、わたしの小さな殻の外には、こういうことを考え、気づき、怒り、絶望し、諦める人もいる。
- らこりさ@rakorisa2025年2月8日読み終わった芥川賞作品は、すごくハマる場合と全然受けつけない場合があるのだけれど、これは後者でした…。グロい場面がきつかったのと、全体的な世界観が苦手だった。ただ、これは個人的な好みであり、日本の文学界では誰も描いてこなかった内容なのだろうと思う。作者の経験に基づく考えが作中に垣間見られ、新鮮な部分も多々あった。特にアカデミー賞受賞作品群に関する見解にはハッとさせられた。
- babu@nantoiukotodeshow2025年2月4日読み終わった※微ネタバレ 中盤から後盤にかけて、スピードが緩やかに落ちてゆく感覚。「おまえ」が物語に埋没してしまったのと同じように。 前半はどんな風に読めばいいか迷いながらだったけど、後半はそれこそ物語に埋没するように普遍的な流れに収束していってサラサラ読めた、と思う。 正しい、正しくないという単純な議論を除いてみてもかなり大事なことが書いてあったように感じる。思想が強いという意見もいくつか見たけど、作者の意見でなかったとしてもどこかの、誰かの声として、この小説を読んだのは意味があったと思う。言葉を鵜呑みにするのではなく、今までその見方はした事がなかったな…とハッとするような言葉も多く新鮮だった。聞いた事のない角度で、聞いた事のない声を聞いたような…。 勝手に排除して、切って貼って、編集を繰り返しているということは、分かりながらも諦めている。少なくとも私は。結局自分の知ってる言葉や世界でしか人を人として見れないし。自分自身にすらいくつもバージョンが存在してるんだから。 ただ、それでも考え続けることには意味があって欲しいと思うし、私は考え続ける人の生き方に共感する。 気づかないうちに自分の周りに薄く張った膜、というか殻?を少しずつ削り落としていくような読書体験だった。 点数をつけたりするのは難しい作品だったけど、他意なく小説としては面白く読めたかも。
- 美湖@mikoti2025年1月31日読み終わった圧巻。まだ上手く言葉にできない。あと3回ぐらい読み直したい。キースがモモの名前を"発掘した"と書いてあったのがなぜだかとても好きだった。結局人間は他人の表層的なところしか理解できないのだろうかと最近悩んでいたので、本人も知り得ない、未知の部分を大切な(自分でない)誰かが発見する的なことが嬉しい、と思ったのかもしれない。 あとキースがモモの睾丸を片方摘出して両家族の会議になった時の父親側の論理について、「父が根拠にしていたものが、今なら分かる。それは国だった。国のルールと一致していれば、暴力は暴力にはならない。」と書いていて、大納得した。 「体切んのが暴力なら」「背伸ばすのも暴力じゃない」というモモの言葉には共感を抱いた。モモの場合、体の改造と成長の違いは強制的なものかそうでないかだと思うのだけれど、望んでもいない成長を喜んで祝ったりするのに、したくてする改造をやたらに批判してそれどころか嘆いたり怒ったりするのはなんだかよく分からない。今でも分からない。分かりたくない。
- はぐらうり@hagurauri-books2025年1月17日読み終わった芥川賞受賞作。著者の単行本はすべて読んでいるが、さらに複雑になってきている。朝井リョウのミックス版というイメージで、あらすじだけみたら今作は軽いのかと思ったが、やはりそんなことはなかった。知らない世界を伝えてくれる貴重な作家さん。