はるき ⚠︎ネタバレ有⚠︎ "ありす、宇宙までも(6)" 2026年2月27日

ありす、宇宙までも(6)
感情を表現する言葉を持たないって、発露先が抑制されてしまうから、苛立ちや怒りに変わってもおかしくない。 戸惑いながら、世界への憎悪にならないありすの優しさは、色んな形で周囲に伝播していくんだと思う。 自分の声や姿形を通して両親を見るありすの心は、間違いなくご両親の愛の賜物で。両親とありすの時間が、どれほど温かなものだったのかが分かって、胸がぎゅっとなる。 ありすの言葉はまだまだ拙いけど、翻訳機を通すと「拙さ」は「分かり易さ」に変わるんだろう。 それって、真の意味で「宇宙を知らない多くの人」に届く言葉なんだと思う。 反面、エリカに選ばれなかったこと(誤解だったけれど)に悔しさというか、嫉妬のようなものを覚えるところが、ありすを完全超人ではなく「人間」として描いているように感じて好き。 作中で一気に進んだ、描かれなかった日々の中でも、ありすは毎日空を見上げて宇宙(そら)を思い出していたんだろうなぁ。 どこにいても目的地が見えるって凄いことだ。 犬星くんはなにを目指すんだろう。 ありすの夢の物語だけじゃなく、犬星くんの夢の物語も始まるのかな。
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