時雨崎 "地面師たち" 2026年2月27日

地面師たち
死人がゴロゴロ出るようなヤマ。 得体の知れない不気味さを持つハリソン山中が印象的なネトフリドラマの原作。 ドラマ版より死人が少ない。というかドラマ版のバイオレンス要素モリモリはかなり気合が入っていたんだなあと。 小説版でも騙し切れるかの緊迫感は十分に感じる。ドラマ版で結末は知っているんだけど細部が違っているのでどう乗り切るんだろうとハラハラする。 主人公 拓海の内面の脆さと「地面師」になることで逃避する姿、過去の重さはじっとりとした暗さで表現されてる。小説の地の文だからこそって感じ。ドラマ版とは若干設定が異なるし、何よりドラマ版は勢い重視な感じなのでそれぞれの味がある。 絶望で心にぽっかり穴が空いてしまったところへ地面師という役割に徹することが入ってしまった、拓海が求めていたのは金ではなくただ埋めてくれるもの、これが小説でもドラマでもブレないので良い原作だし良いドラマ化でした。
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