地面師たち

22件の記録
- jaco@jacotosh2025年8月11日『地面師たち』読了 この小説の参考文献となったノンフィクション『地面師』森功著の方を先に読了したが、こちらもクライムノベルとして質の高い一作。 特に実在する地面師詐欺集団をモデルとして犯罪者側からの視点で描かれるが、主人公となる『拓海』は、おそらく作者の創作。 あくまで創作である小説ならではの、ラストのオチと、主人公が創作であることが伏線として生きている。 もう一つ個人的に面白かったのは、文庫版の解説をNetflixで『地面師たち』を映像化した、『大根仁』さんが、書いている。 この小説の基礎となる実際に起きた『積水ハウス地面師詐欺事件』、その舞台となった東京・五反田にある海喜館と、大根仁さんとの事件発生前からの偶然の関わり。
- さく@skrbbit2025年7月29日読み終わったドラマを観る前に読もうと思って読んだけどすごく面白かった。難しい部分はわかりやすく書いてあるのに、キャンプ用語を知らないせいでその辺が分からなくて検索しながら読んだ
- あんとに@antoni2025年7月13日読み終わったAudibleで聴いた。 Netflixを観てなかったので、新鮮に聴けた。 引き込まれるナレーションで一気に聴いた。 ハリソン山中の声は、冷静な声色に恐怖を感じた
- ミオReads@hanamio032025年5月6日読み終わったネトフリでドラマを見て予約から半年ほどかな。図書館の順番待ちが来たので借りてきた。ファイナルベッツ、アノニマス、と最新から遡るように読んだのも予約の順番待ちの関係である。 地面師たち、読み口はライトだし展開のテンポもいい、途中でダレないしエンタメとしてはいいんだけど、やっぱり3作通してハリソン山中のキャラ造詣にハマりきれなかったな…という感想。「こんなやつおらんやろ」はそうなんだけど、なんというか、リアリティを求めてる割にハリソン山中だけ空想上の怪物というか「俺が考えた最強の理解不能犯罪者」にしかなってないのが残念だったな…。理解不能に重きをおくあまり、ただの変な奴になってるというか。全く憧れないし惹かれないというのは、この手の悪役には苦しいんじゃないだろうか。悪役にこそ魅力は必要だよね。 ドラマでの改編部分は、映像にしたときのセンセーショナルさを意識してと監督の嗜好だろうから、むしろ小説版は現実味のところではよかった(ホスト狂になってなかったり、謎に美しく若い女性刑事が出てこなかったり、辰さんが死ななかったり)と思うので、余計ハリソン山中の造詣だけが引っ掛かっちゃったな。でもダーーーーーっと読めたし、次々読みたくなったし、途中飽きたりもしなかったしで、娯楽小説としてはとてもよかったです。 なお、これはピクニック読書のお供に連れて行ったんだけど、ピクニック読書、新緑の明るく風の気持ちよく暖かな外でシート敷きながらのんびり読書するの、本当に気持ちがよかったのでオススメです。