
らこ
@rakosuki
2026年2月27日
あずかりっ子
クレア・キーガン,
鴻巣友季子
読み終わった
海外文学
『ほんのささやかなこと』がとても良かったので、最近翻訳されたクレア・キーガンの作品を続けて読んでみた。
この『あずかりっ子』も素朴で温かくて、読後しばらく心を持っていかれてしまう、珠玉の物語だった…。クレア・キーガン、なんて素敵な作家さんなんだろう。すっかりファンになってしまった。決して押し付けがましくない形で、読者に良き人間でありたいと思わせるストーリーテリングの才が素晴らしい。
大家族であまりケアされないまま育った内気な少女が、母親の出産のために親戚の夫婦に預けられる。このご夫婦、キンセラおじさんとおばさんが本当に良い方たちで、少女は日々丁寧に暮らすことや愛情を持って人に接することの大切さを肌で感じながら成長していく。ホロっとする場面、切なくなる場面がいくつもある。やはり、人生の痛みを知る人は優しくて強いのだ、と思う。
映画化されているそうなので、映画も近々観てみよう。


