
しおり
@Kaffee5888
2026年2月28日
宙ごはん
町田そのこ
読み終わった
宙ちゃんのごはん、全部美味しそうだったなぁ…。
食べ物の描写がおいしい本はとても元気になる。
最近家族ものばかりが何故か手元にやってくるのだが、役割を担ってしまってそれがうまくこなせない人たちの話が多い気がする。急に「父親」とか「母親」っていうネームがついて、それで対応できている人たちってすごいことなんだなとしみじみと感じる。
自分も今悩んでいる真っ最中だからか、作品の中で一番心に残ったのが、やっちゃんがカノさんと一緒にならなかったところの説明部分。彼は「同じ山」という風に表現していたが、今かなり腑に落ちている。同じ目標に向かって歩いていればどちらも負担がないように歩いていけるが、同じ山に向かっていない・歩くスピードが違う・登る理由が違う、などが異なればそれはもう同じ山には向かっていけない。今まで、仲良くしていたけれど急に遠くなってしまった人たちはそういう人たちなんだ、とすとん、と心にきた。見送ることが多くて背中ばかりを見つめていることが多かったけれど、そっか、同じ道に進めなかっただけなんだな。もしかしたら下山したどこかで出会うかもしれないし、一緒にあるいけばきっとどちらかが無理をする。なんだか寂しいけれど、きっとそれで間違ってないんだろうなぁ。宙ちゃんの「失うことでしか自分を守れないなんて、どうかしてる!」という言葉もわかる。でも失ってはいないんだな、って大人の私ならわかる。自分を守るためではなく、相手のためでもあるし、またいつか重なる時も来る。大人になったな。
町田先生の作品はいつも考えさせられるし、終わった後にほっとするから好き。











しおり
@Kaffee5888
ひととは、生きていくために大事なものを捨てないといけないのか。かつて己に必須だったものを削ぎ落として生きていかねばいけないものなのか。
そんなこと、ないでしょう?
失うことでしか自分を守れないなんて、どうかしてる!148
「多分、本の中に自分の探している答えがあるかもしれないと思ってる、から」〜「でも誰かからの意見は聞きたい。だからそれを本の中に探してて、いまもきっとそうなんだよ」295
「〜それぞれがきちんと生きていけるように考えてみよ。」345
「謝罪って、時には自分のためのものになってしまうんだね」349