
綾鷹
@ayataka
2026年2月28日
遠野物語
柳田国男
日本民俗学を成立させた記念碑的名著。
日本民俗学のメッカ遠野郷は現在の岩手県遠野市周辺にあたる。その遠野地方に、今なお語り伝えられている民間信仰や異聞怪談の数々。山の神、山女、雪女、天狗、川童(かっぱ)、オシラサマ、オクナイサマ、ザシキワラシ……。これらを採集整理し、流麗な文体で綴った本書は、柳田国男の愛と情熱が行間にあふれる民俗洞察の名著である。
残酷で不思議なものたちが淡々と書かれており、遠野という地が幻想的に想像される。
子供の頃は山の近くに住んでいて、自分とは全く異なる存在を感じていたことを思い出した。(いつの間にか忘れていた)
・国内の山村にして遠野より更に物深き所には又無数の山神山人の伝説あるべし。願はくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ。
・「遠野物話」には山の神、里の神、家の神、山人、山女、雪女、小道、猿・犬の名立などについての怪異な話が充ち充ちている。