遠野物語
15件の記録
綾鷹@ayataka2026年2月28日日本民俗学を成立させた記念碑的名著。 日本民俗学のメッカ遠野郷は現在の岩手県遠野市周辺にあたる。その遠野地方に、今なお語り伝えられている民間信仰や異聞怪談の数々。山の神、山女、雪女、天狗、川童(かっぱ)、オシラサマ、オクナイサマ、ザシキワラシ……。これらを採集整理し、流麗な文体で綴った本書は、柳田国男の愛と情熱が行間にあふれる民俗洞察の名著である。 残酷で不思議なものたちが淡々と書かれており、遠野という地が幻想的に想像される。 子供の頃は山の近くに住んでいて、自分とは全く異なる存在を感じていたことを思い出した。(いつの間にか忘れていた) ・国内の山村にして遠野より更に物深き所には又無数の山神山人の伝説あるべし。願はくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ。 ・「遠野物話」には山の神、里の神、家の神、山人、山女、雪女、小道、猿・犬の名立などについての怪異な話が充ち充ちている。
慎@sin_gt912025年3月28日かつて読んだ民俗学と言えばこの本とのこと。 ずっと読もうと思っていたものをようやく。 自然と共にあり、得体の知れないものや現象に畏れていた当時の生活が目に浮かぶよう。 現代のように他の地域と繋がりがなかったからこその独自の伝承。 しかし他の地域にもあるような話もあり、あるものに対するある種の共通認識というものはどこからか発生していたのだろうとも思う。 文語体なので全てを理解できたとは言えないが、遠い地での人々の営みに思いを馳せるには充分。 遠野は勿論、知らない場所に行きたくなる。 民俗学博物館に行った時も思ったが、土着的な物事に触れるのは楽しい。

















