
ゆらゆら
@yuurayurari
2026年3月1日
デッドエンドで宝探し
能町みね子
読み終わった
平日朝、仕事前に少しずつ読んで、前半くらいまで楽しんでたけど、ここのところ忙しくて読めてなかった。今日はお休みで、ようやくまとめて後半を読めた。
青森が好きになり、一年の3分の1くらいを青森で暮らしている著者が、地元の人でもあまり行かない青森の“デッドエンド=はしっこ”へ旅して、宝物のような場所・風景を見出していく紀行エッセイで、受け身で何かをあてがわれるのではなく、自分で“見出す”という行為の楽しさが伝わってきて、そういう旅を自分でもしたくなる。
加えて、目時の薬師堂とか、小泊の漁師小屋とか、枯木平とか、著者が訪ねた場所にも実際に行きたくなったし、野辺地町役場の昔の建物やドライブインサンシャインの天井など、もう存在しなくなったものがあるという事実もなんだか胸に迫ってくるものがある。
時折入る、地元の方たちの話も良かった。特に、「味よし」「ねぶた漬」のヤマモト食品の若社長の「なるべく働きたくないっていう気持ちを形にしてくださいってみんなには言ってるんで」という言葉が素晴らしかった。トランプゲーム「五人カン」も気になる。


