
離乳食
@munimuni
2025年3月14日

ハンチバック
市川沙央
かつて読んだ
健常者になりたい、という本質を問うた作品だと思う。主人公の出産は無理でも中絶したい、そこまででいいから追いつきたい、みたいな欲望を持っていることを歪んでると一蹴できない。なぜだろう、と考える。答えは出ない。ただ言えることは、この小説は読者に考えさせることができる力を持っているということ。現代にある「障害者問題」や「福祉的ジレンマ」への取り掛かりになれる。ついでに私はとにかく「紙の本が好き」と無闇矢鱈に言うのはやめようと自戒。






